ERPシステムの全体像

ERPシステムとは

ERP研究推進フォーラムによる定義によると「企業の利益最大化を追求するために調達・生産・販売・物流・会計・人事など企業の基幹業務を組織横断的に把握し、全社的に経営資源の活用を最適化する計画・管理のためのマネジメント概念」がERPです。販売管理・生産管理・財務会計・給与計算など、バックオフィスを統合管理し業務改革を実現するシステムです。

ヒト・モノ・カネなど貴重な経営資源の全体管理を実現し、業務ごとに分断されたプロセスを自動化し多重入力を解消。また、全ての企業活動を自動的かつリアルタイムに会計連動し、経営の見える化を実現し、迅速な意思決定に貢献します。

※図はSmileWorks資料よりERPシステムの全体像

戦略MGマネジメントゲーム研修

戦略MGマネジメントゲームとは

戦略MGマネジメントゲームは40年以上活用されているロングセラー研修商品です。

戦略MGは人生ゲームの経営版、失敗が糧になる研修教材です。ゲーム形式のアクティブ・ラーニング(気づきと交流)で財務会計力と戦略思考力を同時に鍛える事ができます。

参加者が競合会社になり、経営成績を競いながら、楽しんで経営戦略思考と実務に役立つ会計思考を学ぶことができ、経営に対する俯瞰力を身につける事ができます。

研修概要

たったの2日間でERPシステムの目的である「経営の見える化と全社最適化」が理解でき明日から活かせます

2日間の戦略MGマネジメントゲーム研修で経営感覚と利益感覚を学びながら、ERPシステムの導入目的や活用価値を理解し、ERPシステム(経営の見える化)の導入・活用へつなげます。

単に、バックオフィスの仕組みの理解でなく、売上や利益の向上策や、原価や固定費の意識やバランス、設備投資や運転資金に対する資金繰りなど、事業活動全般を俯瞰する力を養えるのが戦略MG研修です。

戦略MGの取引はアナログ、記帳は手書きですが、ERPシステムの仕組みを理解するための書式が用意されています。また、企業活動は複雑で様々な機能・要素が絡み合っていますが、戦略MGではそれらをシンプルに考えるように作られていますので、ゲームそのものも理解しやすくなっています。戦略MG研修の成果により、「経営の見える化と全社最適化」であるERPシステムの導入目的の明確化も計れます 。

戦略MG出納帳・決算書
戦略MG研修で使用する現金出納帳・決算書:仕訳なしで決算書ができる画期的な帳票=ERPとの親和性
戦略MGチャート

戦略MG研修の進め方

  1. 5名で1グループとなります。(15人参加であれば3つの商圏ができます)
  2. 参加者全員が各々「会社の社長」となり、全社が同じ状態の会社を引き継いだ想定で、一人ですべて経営活動を行います。
  3. カードを順番にひきながら、設備投資、人材採用、仕入・製造・販売などの意思決定を行い会社を成長させます。
  4. 時々、リスクカード(機会と損失)が出ます。
  5. 時間制限でゲームが1期終了するごとに決算を行い、決算書を作ります。
  6. 決算書を分析・評価し、次の計画・判断を行います。
  7. 2日間で5期分の経営を行い、純資産(自己資本)を多くした人が優秀経営者です。

カリキュラム

1日目<事業活動と会計の繋がりを理解する>
 1期目:同時進行でルールを覚える
 (同じ状態で初めて同じ状態で1期分を終わる)
 2期目:自分なりの経営をやってみてる
 3期目:販売目標を立てて経営をやってみる

2日目<損益分岐点を理解し利益を出す仕組みを考える>
 4期目の経営計画の作成:利益計画を立て、黒字化を目指す
 振り返り:利益率を上げる中身とは
 5期目の計画:資金繰りを意識した経営計画
 5期目:自社の強みを活かし儲ける経営活動

研修時間は、9:30~17:00を予定

研修の成果

戦略MGの研修効果とERPの活用効果で

  • 経営に対する視座が高くなり、視野が広くなり、視点が鍛えられ、経営を俯瞰的に見ることができます。
  • 売上や利益を月末締め後、最短期間で知ることの目的が明確化します。
  • 資金繰りの重要性、運転資金と投資資金の切り分けがハッキリとします。
  • (資金調達の明確化にもつながります)
  • 会計の自計化を推進できます。
  • 自分で数字を把握し語る事による金融機関との連携強化が計れます。
  • 戦略MG研修で使用する会計帳簿は、ERPシステムの全容を1枚のシートで表現しています。

戦略MGゲームで実務に近い経営を行い、シートに記入することで、「業務と会計のつながり」を理解し、会計情報の見える化した「戦略会計STRAC(管理会計)」を学び、利益計画や意思決定計画を立てる流れがわかります。